小説新人賞を制するための戦略を考えてみる

今出川潤です。
昨日、キネティックノベル大賞説明会に行ってきました
その会場はアミューズメントメディア総合学園という専門学校で、
実際に小説新人賞受賞者を沢山輩出している学校でした。

同じ会場には、説明会を聞きに来た人が沢山いました。
ふとそこで、もし僕がライトノベル新人賞に応募するなら、彼らを押しのけて勝ち進めるような何かを作らないといけないんだな、と気付きました。
今回の記事は、その考えた記録です。

さて、このような新人賞で他を押しのけて勝ち進んでいく為に、とっていく戦略は大きく二つにわけられると思います。
一つは、その場にいる誰もがやっていることを、誰よりもうまくやって魅せる方法。
もう一つは、その場にいる誰もがやっていないことを、誰ともカブらない形でやって魅せる方法。

まず前者から考えていきます。
誰よりもうまくやっていく方法。「誰よりも」とは、誰のことか?
もちろんそれは、新人賞の応募者全員のことです。
その応募者の中には、先ほどの専門学校で学んだ人も沢山います。
彼らは小説を書くことを集中的に勉強しているはずです。日本語の使い方、テーマの選び方、面白く話を転がしていく方法、タイピング速度、書き続ける体力……等々、書く技術に関しては少なくともプロに達するくらい鍛えられている筈です。
しかも、実技演習だってこなしているから、書くことそのものにもだいぶ慣れているでしょう。
もし「その場にいる誰もがやっていることを、誰よりもうまくやって魅せる」戦略をとると、そんな人々相手にしていかないといけません。
ここで、彼ら全員に勝てるくらいの書く技術を自分は身に付けているかどうか考えてみます。
……全く、ありません。先日お伝えした通り、毎月(といっても実質前回から大体半年間)の短編小説でさえ書けずにいる体たらく。
この状態で、この戦略を選ぶのはまさに無謀でしょう。

では、もう一つの戦略「その場にいる誰もがやっていないことを、誰ともカブらない形でやって魅せる方法」はどうでしょうか。
例えばそれは、今までの人生で自分だけが経験してきたようなこと、あるいは、自分を含む少数にしか知られていないことをネタにする方法です。
特定の職業や業界をネタにすることで、知られていないことを書いていく面白さを追求していく、という戦略ですね。
これが一番、武器になりそうです。自分の今までの経験を生かして、書いていく。その経験があればあるほど、選べる武器は多くなりそうです。

問題は、それだけの経験を自分がしているか、していてもそれを面白く書くことができるかどうか。でもこれはまた別の問題かなあ。
まだ発見されていないかマイナな萌え属性を発見して育てていく、というのも戦略の一つですね。
ただこれは、狙ってやるのは相当難しいように思います。
他には、型破りを行うこと。小説の文体を壊す、構成を壊す、キャラクタを壊すなど。
これも、狙ってやるには小説の研究をしないといけないでしょう。そして小説の研究や勉強は、専門学校で学んだ人に追いつくのは難しいでしょう。

というわけで、おおまかな戦略として、「その場にいる誰もがやっていないことを、誰ともカブらない形でやって魅せる」をとるのがよさそうです。
誰もやっていないこととは何か? 誰にもマネできない形とは?
それはまたいつか考えると言うことで……。

小説新人賞を制するための戦略を考えてみるシリーズ

  1. 小説新人賞を制するための戦略を考えてみる  ←いまココ
  2. 新しいタネの発見について考えてみる
  3. 想像力の射程と限界について考えてみる
  4. 小説の個性について考えてみる
  5. 競う相手は誰かを考える
  1. bugyo より:

    うそだ!!

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