ウェブで縦書き表現すること

今出川潤です。
更新のお知らせです。
各作品のページにてPDFダウンロードという項目を追加しました。
ここをクリックすると、作品を表示している PDF に直接アクセスします。
ブラウザによっては、 PDF を直接ダウンロードするか、 PDF を表示するかどちらかのようです。
iPhone や iPad だと PDF を直接表示するようです。
お暇な方は作品公開中から各作品でお試し下さい。

今回は、ブラウザで縦書き表示することに関する話です。

ブラウザで縦書き表示する方法は、普通に HTML を書くだけでは難しいです。
テーブルを使ったり、改行をしまくったりと、方法はないわけではないですが、そんなに良い方法ではないようです。
HTML で構造を記述せずに表現を優先するのはあんまり良くない、と。
そんなわけで、僕らはその方法を使っていません。

ウェブで縦書き表示を研究している方はいらっしゃいます。
JavaScript を使った縦書き文庫とか。
Flash を使ったmacromarionetteとか。

僕らの場合は、小説作品をブラウザで縦書き表示するために、 PDF と Google Docs Viewer を使っています。
PDF は、 QuarkXPress 8 を使って書き出しています。
それを、ここら辺を参考にしながらウェブページに埋め込んでいます。

長所としては、今までのデータを使いまわせることです。
今まで作ってきた混凝土の隙間と奇譚集の、組版済みのデータをそのまま使用できます。
文字の大きさ、行間とヘッダ、奥付などは変更しますが、ルビやフォントはそのままです。印刷版の最終版原稿が使えます。
ページ単位で表示できる、というのも長所かもしれないです。

短所としては、文字の大きさが変えられないです。
ページ単位で表示されてしまう、というのは欠点かもしれないです。
あと、 Google に頼りっぱなしの方法なので、もし Google がやめちゃったら、こちらはどうしようもなくなります。
独自開発は流石に……。

要するに、現時点で一番コストがかからずにすむ方法をとっています。
これからどうなるかはわかんないけど……。
でもなんとなく、ウェブは横書きが基本だけど、抵抗してみたいな、みたいな。
そんなわけで、僕らは作品を縦書き表示しています。
これからも少しずつ研究していきますが、良い方法があるなら教えて欲しいです。

ちなみに、自分の iPod touch で、作品PDFを直接表示してみました。
そしたら非常に読みにくかったです。
これって組版で何とかなる問題なのかなあ……。

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