失敗は成功を堅牢にする

今出川潤です。
今回は個人的にちょっと考えていたお話です。

僕は休みの日とかに、外に遊びに行ったりすることがあります。
どこかに行く時は大ざっぱに目的地を決めますが、その場の思いつきで寄り道することも多いです。
こっちの道は多分間違いだろうな、と思いながら歩いて実際に間違いだっりとか、こっちはあそことつながっているに違いない、と思ってたら全然別の方向だったり。
そんなこともありますが、それはそれで楽しいです。寄り道は結構好きです。

一般的な世の中では、寄り道をしょっちゅうする人は少ないようです。
というか、寄り道すること自体があまり良いことではないようです。
そして中には、初めての場所でもすぐに目的地への道を見つけ、素早く辿りつくことができる人がいます。
これが道では無く仕事とかだった場合、このような人は天才とか才能の持ち主とか呼ばれるでしょう。
そういう基準で言うと、僕は才能が無いどころか足手まといということになります。

僕は何か目的があっても寄り道するのがやめられない性分で、自分ではそれを楽しんでいたりします。
ですが、それによって失敗したり、非難されたり馬鹿にされたり、そういったことがとても恐いです。
さらに、時間を無駄にしたことを他人に責められると、自分でもとても後悔します。
同人小説家を名乗っていながら、このサイトに僕の作品が無いのは、だいたいそんな理由です。

でも、と最近思います。
もし道を間違えたとしても、その道が間違いだったと分かれば、次は別の道を選べるはずです。
かつて自分の選んだ道が間違いだった、と認めるのはとても辛いことですけど。
100の道があったとして、99の道を通って全て間違いだと分かれば、次の一つは絶対に正解でしょう。
こういった、間違いをひとつひとつ潰していくことを努力というのかもしれません。

実際のところでは、どこが最短距離なのか、分からないことがほとんどです。
それどころか、目指している目的地が本当にあるのかどうかすら分からないこともあります。
でもそういう時って、目的地への道が一つじゃないこともあるんです。
たとえ目指す目的地が同じでも、人によって行き方や迷い方は違うはずだし、迷ったことで何を考えるかも違うはずです。
それこそがオリジナリティでもある、と思います。
だから、失敗だって間違いだって、寄り道だって、全部無駄にはならない、と思うのです。

直感的に考えて、一発一筆書きで設計された自動車と、百万の失敗作の上に設計された自動車と、どっちが命を預けるに足るかというと、後者だと思うのです。
だから、「努力することが才能」とか「成功するまでやめなければ失敗じゃない」とか、そんな言葉遊びというか、奥深過ぎて真理が見えにくい言葉よりも、僕はこう言いたい。
「失敗は、次に来る成功を、より堅牢にする」と。

僕は失敗が恐いです。が、それでもこう考えることができたら、失敗した時の大きなショックが少しはマシになりそうな気がします。
成功するかどうかわからないことでも、先に進んでいけそうで、今までよりちょっと、創作に前向きになれそうな気がします。

そんなわけで、今出川潤はまだもうちょっと続きます。
今年の冬コミにも申込はしてるよ!

Leave a Reply